
先週のNZドル円は、91.17円~91.20円から始まった。6/30(火)に39年ぶりの円安水準の米ドル円162.60円高値の影響で、NZドル円も92.46円まで一気に上昇した。しかし、ここが先週の天井だった。7/2(木)の午後、国内10年物国債入札の低調から、国内長期金利が上昇。この影響で円高進行、為替相場は急落。NZドル円も91.60円まで急落した。
翌日7/3(金)にはまた円安方向に動いて、NZドル円は92.10円で終えている。
6/30火曜の急上昇・急騰は、さすがにテンションが上がった。異常な上げ幅だった。
ドーパミンが出て、思わず少し買ってしまったが、案の定、ここから下がった。事実。
この手の「急騰相場」は、「大衆が買い上がった時、上昇を確認できた時には、既に天井、もしくは、天井付近にある」。今回もこの例に漏れず、天井をつけて下落した。
改めて、「急変動に飛び乗るのはご法度、危険」と再認識、再確認した。
大衆のテンションが高まっている時、相場には落とし穴がある。
その日は手を出さずに、翌日や翌々日以降の相場の流れや大局を見てから、落ち着いて判断するべき。
来週の主な重要経済指標は、7/6(月)米国PMI、米国ISM非製造、7/7(火)米国貿易、7/8(水)日本貿易、NZ政策金利、深夜FOMC議事録、7/9(木)米国経済指標、7/10(金)(NZ休日)。
鍵は、やっぱり7/8水曜のNZ政策金利と深夜にあるFOMC議事録の内容。
NZ政策金利は、市場はほぼ100%据え置き(2.25%維持)を織り込んでいる。かつややタカ派的姿勢の利上げ示唆も織り込みつつある。
他方、極一部の経済指標カレンダーやアナリストでは、2.5%への利上げ予想も少し残っている。
つまり、市場は、既に利上げ方向の上昇を織り込んでいる状況にある。
この状況において、市場予想通りの据置、かつ慎重ながらタカ派の利上げ示唆程度では、NZドル円はやや上昇~横這い程度にしかならないかもしれない。既に利上げ期待を織り込んでいるだけに。よほど強い利上げ示唆発言が出ない限り、NZドル円の強い上昇は見込めない。
逆に、市場予想通りの据え置きで、ハト派的な発言が出てしまった場合、失望売りで、NZドル円はかなり下がることが想定される。こうなると直近安値の91.0円前半、最悪は91.0円割れ、内容によっては、最悪90.60円までの下落もなくはない。来週も変わらずに、下落に警戒というのが基本的なスタンスとしてある。
まさかの来週サプライズ的利上げとかならない限り、上値は92.70円~92.90円あたりが上限かもしれない。
FOMC議事録も、慎重な利上げ姿勢が既に予想されている。こちらも既に利上げ姿勢が市場に織り込まれているだけに、明確な利上げ示唆内容だったとしても、それほど市場は反応しないかもしれない。ややドル高方向くらいだろうか。NZD/USDがドル高方向の下落で反応すると、NZドル円も下がる。やっぱり、下落には警戒か。
また米国経済指標もそれなりにある。これも指標結果が良い場合、ドル高要因となって、ある程度の下落圧となる。NZD/USDの下落に相関する。
一方、為替相場の円安圧が依然として止まらない。構造的円安。来週も変わらず円安基調継続となると、米国経済指標が良かったとしても、円安による上昇と相殺されて、NZドル円はやや下落~横這いになるのかもしれない。裏返せば、この円安基調の中で、米国経済指標が弱い・悪いとなった場合、ドル安方向からNZドル円も上がってくれることになる。
メンタル・生活としては、先週は全体的に悪くはなかった。かなり相場を俯瞰して見れた。結果論、テクニカル通りに相場が上がってくれたこともメンタル安定に寄与している。
ただ、6/30火曜は為替相場全体が上がり過ぎていて、「欲」を押さえられなかったことは否めない。思わず少し買ってしまった。案の定、天井だったわけで。
やっぱり、急騰時には、飛び乗らないこと。当たり前のことを守る。
テクニカル的には、4月初旬とかなり重なって、今回も吹き上がったわけだが、4月初旬ほどではなかった。そう簡単にはいかない。
今のテクニカルを冷静に見れば、直近ではレンジ。91.60円~92.40円内推移。
総合的に見て、来週のNZドル円はやや上昇寄り~横這い推移が妥当。
来週も買いスワップを受け取りつつ、無理せず、冷静に相場を見ていきたい。
やっぱり、買いスワップを駆使した冷静な相場観察は、一つの戦略として有効。